ジムニーと同じK6Aエンジンを積んでいる車には持病があって、ある程度の年齢でPCVバルブ付近からオイル滲みが発生してくるようです。
私のジムニーも軽傷ではありますがオイル滲みがあったので、部品交換をしてリフレッシュすることにしました。
必要な物
紹介している純正品番についてはジムニーJB23の9型に適合する物になります。
9型以外の適合については分かりません。
〇PCVバルブ
純正品番:18118-78G50
今回のオイル滲みとは直接は関係ないと思われますがせっかくなので交換しました。
〇PCVバルブシール
純正品番:11198-58B00
このシールが硬化してオイル滲みが発生するのが良くあるようです。
〇PCVホース
純正品番:11193-83A00
今回のオイル滲みとは関係ないと思いますががせっかくなので交換しました。
〇ガスケットシリンダヘッドカバー
純正品番:11189-67H12
シールを取り外す際にヘッドカバーを取り外したほうが作業性が良いらしく今回交換しました。
〇液状ガスケット
スリーボンド1215
ヘッドガスケットに塗る必要があります。
交換を行ってみた
ヘッドカバーの締め付けトルクは11N・mです。
他の部分については気を遣う必要はないでしょう。
さくっとインタークーラーを取り外し、ヘッドカバーまで取り外しました。
毎回3,000キロでオイル交換しているからか綺麗でした。
メカメカしさが溜まらないです、これは車弄りしている感じがあります。
ヘッドカバーの裏側はオイルが焼き付いたような汚れがついていました。
パーツクリーナーとウエスで簡単に綺麗にしておいた。
部品を交換していきます。
ヘッドカバーからPCVバルブのシールを取り外しましたが硬化していてボロボロになっていた。
ヘッドカバー内部にカスが何個か落ちてしまったのでカバーを取り外して作業したのは正解だったと思う。
新旧のPCVバルブの外観比較をすると色が上下逆になってますね。
振ってみた感じでは旧いものが音が鈍い感じでした。
PCVバルブホースはひび割れも硬化もひどくはありませんでした。
交換する必要は無かったかも。
カバー側の溝にヘッドパッキン(ガスケット)を付けて、指定されている箇所に液状パッキンを軽く塗布しておいた。
本来であればスリーボンドの1215が推奨との事ですが、在庫もないのでいつもの1212を使用した。
恐らく補助的なものだと思うのでそこまで気を遣う必要もないでしょう。
旧いパッキンは柔軟性は若干失われていました、折り曲げると割れてきます。
ヘッドカバーを組み付けるときに事件が・・・
調子良くカバーを固定するボルトをしめていると一か所だけいくら閉めても規定トルクに達しないボルトがあった。
平行が出ていないのかと思い、何度か全体的に締め直しを行っても同じ現象だったのでボルトの締結を行っていると、ボルトがついてに折れてしまった。
場所が場所なので青ざめてしまったが、ネジが一山ほど見えていたのでネジザウルスで救出することができた。
折れたボルト・・・・
5mm短い同じタイプのボルトが奇跡的に在庫があったため事無きを得ることができた。
きちんと締結することができたが何故このボルトは折れてしまったのだろうか・・・・
購入した部品を全て交換できた。
インタークーラーを元に戻して、無事作業を終える事が出来ました。
イレギュラーがありましたが素人でも何とかなるものですね・・・・。
2022年8月に油滲みを確認したら綺麗に止まっていました。